コンドウ建築の家造り 5つのこだわり

1・技術へのこだわり 手刻み
2・性能へのこだわり エアサイクル工法(標準仕様)
3・伝統へのこだわり 土壁
4・材料へのこだわり 無垢・自然素材
5・プランニングへのこだわり 間取り

1・技術へのこだわり 手刻み



現代の木造住宅は、9割以上が工場の機械加工(プレカット)です。最近は加工精度も上がり、現場での組み立てにも間違いはほとんどないと言われています。大工が1~2ヵ月かけて行う作業を、機械で1日でできるとなれば、それが主流になるのも当たり前の流れかもしれません。

ではなぜ手刻みにこだわるのか?

「お客さまには安心安全に長く住まい続けることができる家」を提供したいからです。

大工には適材適所な材料を選ぶ目を養うことが必要です。木材が経年変化で「どう反っていくか」、「どう捻じれていくか」、「どう割れていくか」を予想しながら一番適した箇所に使用します。
こういった目利きは機械には決してできない仕事です。

また大工の高齢化、著しく減少していると言われる大工就業者数、時代に伴い手刻みのできる大工職人は減少する一方です。若手大工は技術を身に付ける機会もままならない状況ですので、コンドウ建築では職人に、「手刻み」という技術継承に貢献していければと考えております。

大工とは切っても切り離すことができない刃物。
この刃物研ぎを修得するには、最低でも5年はかかります。
休み時間や、仕事後に道具の手入れをするのですが、地道な作業で冬場は手が凍り付きそうになります。この修行を卒業する頃には、職人としての「技術、勘、忍耐力」が身に付いているのです。そうやって経験の中で学んできた「技術、勘、忍耐力」を後世に伝えていくことで、日本の建築技術が守られていくのだと思います。
 
そして、一本一本墨付けされ刻まれた材料には職人の想いがあり、お客様にも自然とその想いは伝わっていきます。機械加工で造った家、大工さんが一本一本気持ちを込めて刻み造った家。言葉にすると想いの違いに気づいてもらえるのではないでしょうか。
 
 

2・性能へのこだわり エアサイクル工法(標準仕様)


コンドウ建築では、フクビ化学工業が開発した「エアサイクル工法」を標準仕様としています。外張り断熱に分類される工法で、自然の力で壁の中の空気が家全体を循環します。
暑い夏は空気が上昇し、屋根裏に設けた通気口から吐き出され涼しく快適に、寒い冬は、地熱や日中暖められた空気が循環し暖かく快適な空間で、ご家族が快適に過ごせます。

また常時空気が循環し、湿気が一定の箇所に留まらないので、シックハウスの原因となるカビの抑制や、
シロアリの発生も抑えることができますので、家の長寿命にもつながります。

年に2回の通気口の開閉以外に電力を使わない、壁の断熱材にはアルミシートを張り、つなぎ目には全て気密テープで目張りするので、高水準な気密性能と合わせて、省エネにも貢献してくれます。

更に詳しく知りたい方には、エアサイクル工法がマンガでわかる無料小冊子を用意しています。
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3・伝統へのこだわり 土壁


土壁と聞くと「昔の家?」とか「古くさい」といったイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、
土壁には非常に有能なメリットが多くあるのをご存知でしょうか。

①耐火性

当たり前ですが、土は燃えません。コンドウ建築では50mmの厚みで塗っています。
(国の定める防火構造は40mmの塗り厚)

②耐震性

法律上では土壁の壁倍率は0.5という数値ですが、実際には
・柱を貫通する通し貫
・網目状に編まれた小舞竹
・50mmの土壁
大地震がくれば変形こそするかもしれませんが、崩壊するまでの粘り強さに関しては相当な耐力を持っています。築数百年の社寺建築を思い浮かべてみれば、十分な実績があると言えます。

③調湿性

土壁は壁内の余分な水分を吸収してくれます。前述のエアサイクルとの相性も良く、
OB様から「梅雨の時期のいやなジメジメが気にならなくて快適です。」と言った嬉しいお声もいただきました。

④遮音性

音は空気の振動です。土壁は密度があるのでその振動を伝えません。家の外からの騒音、
家の中からの生活音の両方に効果を発揮します。壁を付け終わった現場に入ると、その遮音性の高さで洞窟の中にいるような感覚を体験できます。

⑤蓄熱性

意外に知られていないのが、土壁の持つ蓄熱効果です。こちらもエアサイクルとの相性が良いです。
外張り断熱は外からの熱を取り込まないので、夏は空気に触れる土が冷え、冬は家の中に溜まった暖かい熱を保持してくれます。

家の耐久性と性能を上げてくれる土壁は、日本の高温多湿な厳しい環境に適した、先人の知恵が生んだ伝統工法です。

4・材料へのこだわり 無垢・自然素材



一口に木材と言っても、木は自然のものなので、同じものは一本とありません。樹種によって特長もさまざまですし、数多くの種類から、それぞれに適した使い方ができるのも大工の仕事です。

最近では安価の外国産木材が多く出回っていますが、
四季がはっきりと分かれ、梅雨がある高温多湿な日本特有の気候では、やはり日本の気候で育った木材を使用したいものです。
さらには北海道、愛知、鹿児島と日本国内の地域によっても気候が変わり、木が育つ環境もそれぞれ違うのです。

コンドウ建築では愛知県産、岐阜県産材で家造りをしています。
地元で育った木材を使用して、地元で家を建てることが地産地消にも繋がると考えています。

5・プランニングへのこだわり 間取り


間取りプラン
生活する上で最も重要な間取りプラン。まず初めに理想のお家についてヒアリングし、ご予算や土地を考えながらベースとなる図面をお描きします。
間取りを考えていくうちに「キッチンで家事をしながらも、子どもの様子が見えると安心」、「リビング階段で家族が会う時間を少しでも大切にしたい」といった心境変化が必ず出てきます。
ここに時間をかければかけるほど、良いアイデアが浮かび、理想のお家に近づいていきます。
 
 
採風に関しては、地域によって風向きが変わるので、シュミレーションソフトで計算を行い、窓の形状や大きさを最適なものを、採光は庇や軒先を伸ばすことで調節しています。こういった細部に気を配ることで、冷暖房を使用する期間や時間は短くなり、省エネにもなります。前述の採風採光はもちろん、生活動線やこだわりはお客さまのライフスタイルによって十人十色ですので、ヒアリングをしていく中で最適な間取りを提案をいたします。

以上がコンドウ建築の根底となる「家造りのこだわり」です。
地元の木で建て、住む人は安心安全で健康に、家は長寿命な手造りの家。
自然の力を最大限に利用することで、ランニングコストを抑え、これからも住み継いでいける家造りを提供できるよう努めています。